短刀

F4124【短刀】祐定

江戸時代初期に備前国・長船の名工「祐定」によって鍛えられた逸品です。祐定一派は室町後期から江戸初期にかけて最も生産数が多く、武士から庶民に至るまで広く愛用された刀工群として知られます。

本作は平造の小振りな造り込みで、板目肌が詰み、直刃に互の目が交じる穏やかな刃文を呈し、品格と実用性を兼ね備えています。生茎・栗尻の健全な状態に加え、銅ハバキが添えられ、時代感をそのまま伝えます。箱入りで保存され、明治25年に質入れされたと見られる古文書も付属しており、刀の来歴を感じさせる貴重な資料となっています。御守り刀としても適した寸法と風格を備え、武家の護符や家宝として大切に扱われてきたことがうかがえます。

小振りながらに味わいのある逸品で、歴史的背景や付属史料の魅力も兼ね備えた本品は、観賞・収集の双方で価値ある一振です。

在庫状態 : 売約済

商品コード: F4124

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  • 祐定
  • 時代
    江戸時代初期
  • 刃紋
  • 目釘
    1
  • 重量
    48g
  • 刀長
    18cm
  • 反り
  • 元幅
    1.5
  • 元重
    0.4
  • 先幅
    0.7
  • 先重
    0.2
  • 登録番号
    高知県 第19208号
  • 登録年
    昭和46年