銘「国行」室町末期 短刀 合口拵 保存刀剣鑑定書付
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- 銘
- 国行
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 104g
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- 刀長
- 21.2cm
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- 反り
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- 元幅
- 1.8
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- 元重
- 0.5
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- 先幅
- 1.1
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- 先重
- 0.3
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- 登録番号
- 和歌山県 第28957号
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- 登録年
- 平成29年
銘「国行」と切られた室町時代末期の短刀です。室町末期は戦国の世が本格化した激動の時代であり、実戦を意識した堅実な造りの刀が多く作られた時代として知られています。「国行」の銘を持つ刀工は複数の国・流派に確認されており、本作の詳細な帰属については白鞘に本阿弥光悦氏による鞘書が添えられており、その来歴と格付けを示す重要な拠り所となっています。
作りの特徴としては、平造・小切先の端正な姿が挙げられます。平造とは棟区から切先にかけて鎬のない平坦な造込みで、短刀に多く用いられる形式です。地鉄は板目に流れており、落ち着いた肌合いを見せます。刃文は直刃(すぐは)で、刃区から切先にかけて穏やかに整った出来となっています。茎は磨り上げ(もとの茎を短く仕立て直したもの)で、目釘穴は2個。茎尻は切の仕立てです。両面には棒樋が掻き流しに施されており、刀身全体に凛とした緊張感を与えています。ハバキは金色の祐乗(ゆうじょう)ハバキで、品格ある誂えです。
付属の拵は茶塗合口拵で、小柄(こづか)・笄(こうがい)を完備した一式が揃っています。合口拵とは鍔を持たない形式の拵で、懐刀としての用途を想定した上品な仕立てです。
保存状態は良好で、錆・刃こぼれは確認されておらず、安心してお手元に迎えていただけます。日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定書が付属しており、真贋と保存状態の面でも裏付けのある一振りです。
室町期の短刀を実物でご覧になりたい方、合口拵付の揃い物をお探しの方、あるいは古美術としての日本刀に初めて触れてみたい方にも、価格・内容ともに手の届きやすい一振りといえます。