室町中期 美濃千手院 拵付刀 保存鑑定書付
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- 銘
- 千手院
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 556g
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- 刀長
- 69.2cm
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- 反り
- 2.4cm
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- 元幅
- 2.8cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.6cm
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- 先重
- 0.3cm
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- 登録番号
- 東京都 第245337号
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- 登録年
- 昭和63年
室町時代中期(15世紀頃)は、応仁の乱をはじめとする争乱が列島各地に広がり、刀剣への需要が急増した時代です。大和国(現・奈良県)を発祥とする千手院派は、日本刀の歴史においても古格ある鍛刀の流れを持つ名門で、その系譜を引く刀工が美濃国(現・岐阜県)へと移住し、地域の素材と技術を吸収しながら作刀を続けました。本作はその美濃千手院に帰属する一振りで、日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定書において「無銘(美濃千手院)」と極められています。
磨り上げによって元の茎は短縮されており、銘は現存しませんが、鑑定書により帰属が明確に示されており、古美術品としての信頼性は十分です。刀身は刃長69.2cm、反り2.4cmと均整のとれた姿を示し、小切先がすっきりとした品格ある体配を形成しています。地鉄は板目肌に柾がかる流れが認められ、室町期の美濃物らしい地景が楽しめます。刃文は互の目乱れが連続して展開し、変化に富んだ刃景が見どころのひとつです。金色の二重ハバキが刀身を格調高く引き立てています。
拵は黒塗艶鞘に覆輪付の丸形鉄鍔を合わせた落ち着いた誂えで、武家の品格が感じられる仕上がりです。状態は良好で、さびや刃こぼれは見受けられず、安心してお手元に迎えていただける一振りです。室町時代の古刀を実物でご覧になりたい方や、日本刀の歴史的変遷に関心をお持ちの方にも適しています。保存鑑定書付きの確かな一振りを、ぜひご検討ください。