A4113【白鞘刀】無銘
室町時代末期(16世紀後半)に製作されたと見られる無銘の白鞘刀です。鎬造・庵棟の造りに、小杢目肌が細やかに詰み、直刃の刃文が端正に走ります。小切先の姿と深い反り、そしてほっそりとした刀身が相まって、戦国期の実戦用刀でありながら、気品漂う美しさを備えています。磨り上げられた茎には平行なヤスリ目が残り、銀ハバキが付されており、保存状態も良好です。
室町末期は戦国の混乱期であり、武将たちが佩刀として軽快で扱いやすい刀を求めた時代でした。反りの深い刀は抜刀の速さと斬撃の鋭さに優れ、合戦や護身用として重宝されました。こうした姿は、当時の戦場や城下町を駆け抜けた侍たちの姿を想起させます。
刀剣乱舞ファンの方には、この時代に活躍した備前・美濃・越前などの刀工群が親しみ深いでしょう。特に直刃を得意とした刀匠には、同作や無銘ながら高品質の刀を手掛けた名工も多く、本刀もそうした系統の作風を感じさせます。鑑賞用としても、時代を超えた美を堪能できる一振です。
コレクションの中核として、また戦国末期の美術工芸品として、この機会にぜひご検討ください。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 568g
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- 刀長
- 63.2cm
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- 反り
- 1.3
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- 元幅
- 2.7
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 兵庫県 第6952号
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- 登録年
- 昭和26年