B4118【拵付刀】正泰
昭和時代に尾張国(現・愛知県)で活躍した刀工「尾州住貞清正泰」による拵付刀で、日本美術刀剣保存協会による保存刀剣鑑定書が付属する確かな一振です。茎には「昭和二十年三月吉日」の年紀が刻まれ、第二次世界大戦終結直前に鍛えられたことがわかります。当時は軍刀需要が最高潮に達しており、多くの刀工が伝統的技術を用いて実用刀を製作していましたが、正泰は地鉄・刃文ともに整った美術性の高い作品を残したことで知られます。
造りは鎬造・庵棟、地肌は無地風に精緻で、湾れ刃が穏やかに連なります。中切先は引き締まった印象を与え、全体に均整の取れた姿が特徴です。生茎・栗尻に銅ハバキを備え、外装は艶やかな黒塗鞘に丸形透かしの鉄鍔を合わせ、落ち着きと風格を兼ね備えています。
昭和刀は近年、戦史的背景と現存数の減少から再評価が進み、鑑賞用・コレクション用として人気が高まっています。昭和の刀剣文化を知る上で貴重な資料となります。保存状態も良好で、歴史的価値と美観を併せ持つ一本です。
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- 銘
- 正泰
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- 時代
- 昭和時代
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 744g
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- 刀長
- 63cm
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- 反り
- 1.8
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- 元幅
- 3.2
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 2
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 東京都 第119761号
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- 登録年
- 昭和39年