D4134【白鞘脇差】無銘
室町時代末期(16世紀後半頃)に製作されたと見られる無銘の白鞘脇差です。鎬造・庵棟の端正な造りで、板目肌に杢目が交じる地鉄がよく詰み、時代を経た刀工の技がうかがえます。刃文は直刃にわずかに乱れを帯び、落ち着きと変化を併せ持つ表情が魅力です。中切先で、茎は生茎で栗尻。平行なヤスリ目が残存しています。銀色のハバキが付属し、保存状態も良好で、錆や刃こぼれは見られません。
室町末期は戦国時代の真っただ中であり、刀剣は実戦に即した造りが主流でした。本脇差も、戦国武士が携えた護身用・補助刀としての実用性を感じさせる一本です。無銘ではありますが、当時の美濃・備前・相州など有力産地の刀工群による作刀であった可能性も考えられます。
戦国の息吹を感じられる脇差を、ぜひコレクションや鑑賞にお迎えください。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 333g
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- 刀長
- 43.8cm
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- 反り
- 0.7
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- 元幅
- 2.6
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.7
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 茨城県 第44884号
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- 登録年
- 平成11年