銘「正近」室町中期 保存刀剣鑑定書付 拵付刀
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- 銘
- 正近
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 520g
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- 刀長
- 63cm
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- 反り
- 2.3cm
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- 元幅
- 2.8cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.5cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 埼玉県 第74047号
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- 登録年
- 平成16年
室町時代中期は、応仁の乱前後の動乱期にあたり、各地で実戦に即した刀剣が数多く生み出された時代です。本刀は「正近」と銘を切る刀工による一振で、日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定書が付属しています。
「正近」の銘を持つ刀工は室町期に複数確認されており、本刀の作風からも当時の鍛刀技術の確かさがうかがえます。造込みは鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)。刀身63cm、反り2.3cmと室町中期らしい均整のとれた姿をしています。地鉄は板目肌がよく錬れており、刃文は互の目(ぐのめ)が連続する乱れ刃で、変化に富んだ刃中の景色が見どころです。切先は小切先にまとまり、茎は生ぶ(すり上げされていない製作当初の状態)で栗尻の形状を保っています。生ぶ茎は刀の来歴を知るうえでも資料的価値が高く、本刀の大きな魅力のひとつです。
拵は黒塗鞘に丸形の鉄鍔を合わせた端正な構成で、銀着せハバキが品格を添えています。保管用の白鞘も付属しており、長期保存にも配慮いただけます。
状態はさび・刃こぼれともになく良好です。室町期の在銘の日本刀が保存鑑定書付きでお求めいただける貴重な機会といえます。鑑賞用としてはもちろん、初めて日本刀をお手にされる方の最初の一振としてもおすすめいたします。