明治期 銘忠吉 直刃拵付脇差 生茎
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- 銘
- 忠吉
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- 時代
- 明治時代
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 227g
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- 刀長
- 39.2cm
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- 反り
- 0.6cm
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- 元幅
- 2.1cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.1cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 岐阜県 第77867号
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- 登録年
- 平成19年
明治時代に制作された、銘「忠吉」の拵付脇差です。
忠吉の銘は、江戸時代初期に肥前国(現在の佐賀県)で活躍した橋本忠吉を始祖とし、幕末・明治期にいたるまで複数の代にわたって継承されてきた由緒ある刀工の名です。本作は明治期における忠吉の作と考えられ、廃刀令前後の時代においても命脈を保っていた伝統的な作刀技術を今に伝える一振りです。
造込みは鎬造、庵棟。地鉄は小杢目がよく詰んで精緻な肌合いを見せており、刃文は直刃(すぐは)で、整然とした清潔感のある刃縁が印象的です。切先は小切先にまとまり、全体に端正で品のある姿をしています。茎は生茎(うぶなかご)が残り、栗尻の形状に化粧ヤスリ目が施されています。ハバキは銀祐乗仕立てで、格調ある仕上がりとなっています。
拵はお祝いの場に向けて誂えられたもので、黒石目地に腰部11ケの刻みを施した鞘、丸形の鉄鍔、そして縁起物として知られるつくし(土筆)をモチーフとした目貫が取り合わされています。全体にまとまりのある拵で、当時の美意識が随所に感じられます。
保存状態は良好で、錆・刃こぼれともに見受けられません。刃長39.2cm、反り0.6cm、重量227gとほどよい寸法で、手に取りやすい一振りです。
生茎かつ拵付の良好な保存状態で、26万円という価格は手の届きやすい設定となっており、明治期の日本刀や脇差に関心をお持ちの方にお勧めの一振りです。