江戸時代初期 無銘 鎬造 互の目乱れ 白鞘脇差
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 516g
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- 刀長
- 54.5cm
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- 反り
- 0.9cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 2.1cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 三重県 第39186号
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- 登録年
- 昭和51年
江戸時代初期に制作されたと推定される無銘の白鞘脇差です。江戸時代初期は、戦国の世が終わりを迎え、武家社会が安定へと向かう時期にあたります。刀剣においても実戦本位の力強い作風から、より洗練された造形へと移行する過渡期であり、本作にもその時代の気風が色濃く反映されています。
銘は入っておりませんが、茎(なかご)は生茎(うぶなかご)と呼ばれる当時のままの状態を保っており、栗尻に整えられた形状と平行に施されたヤスリ目から、丁寧な仕上げがなされた作品であることが見て取れます。無銘ながらも、作刀の水準は一定の技量を持つ刀工によるものと推察されます。
造込みは鎬造(しのぎづくり)、棟は庵棟(いおりむね)で、刀身全体に巾広でどっしりとした存在感があります。刃長54.5cm、元幅3cmと脇差としては堂々たる寸法を誇り、重量も516gとしっかりとした重みを感じさせます。地鉄(じがね)は板目(いため)が流れ、自然な肌合いを見せています。刃文(はもん)は互の目乱れ(ぐのめみだれ)が刃全体にわたって連続しており、見どころのある景色を形成しています。大切先(おおきっさき)は刀身に力強い印象を与え、江戸初期らしい迫力ある姿を呈しています。
ハバキは銅製の二重ハバキが付属しており、保存には白鞘が使用されています。目釘は1個で、刀身の固定もしっかりとした状態です。
保存状態は良好で、錆や刃こぼれは見受けられません。日本刀入門として、あるいは脇差の実物をじっくりと手元で鑑賞したい方に向いている一振りです。価格は170,000円と、生茎で保存状態の良い江戸初期の脇差としては手の届きやすい設定となっています。