A4195【白鞘刀】円真
幕末の刀工・**羽山円真(はやま えんしん)**による銘「円真」の白鞘刀です。円真は天保16年(1845年)に生まれ、江戸時代末期から明治初期にかけて活躍した刀匠で、伝統の美と近代への転換期を象徴する作刀を多く残しました。
本刀は小杢目が詰んだ精緻な地鉄に、柔らかく湾れ気味の直刃を焼いた上品な出来。中切先のバランスも良く、実用と美術性を兼ね備えた姿を保っています。茎(なかご)は切られており、時代の変遷を経た確かな歴史を感じさせます。銅ハバキが付属し、保存状態も良好。さびや刃こぼれは見られず、丁寧に保管されてきたことがうかがえます。
日本美術刀剣保存協会の認定書付きで、確かな真贋保証がある点も安心。江戸から明治への過渡期に生きた刀匠の技を今に伝える、歴史的価値の高い逸品です。美術刀剣としての鑑賞はもちろん、幕末の文化や技術に興味を持つコレクターにもおすすめの一振です。
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- 銘
- 円真
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- 時代
- 江戸時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 748g
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- 刀長
- 64.5cm
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- 反り
- 1.4
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- 元幅
- 3.1
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 2
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 北海道 第31302号
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- 登録年
- 昭和51年