B4200【拵付刀】無銘
江戸時代末期に作られた無銘の拵付刀で、当時の刀装技術と鍛造技術の両方を堪能できる一振りです。刀身は柾目肌がよく現れた精緻な地鉄に、互の目が美しく乱れる鮮明な刃文が際立ち、江戸後期に盛んとなった実用と鑑賞性を兼ね備えた作刀傾向を感じさせます。刃部にはさびや刃こぼれが見られず、研ぎ上がりの姿も優れており、保存状態は良好です。
姿は反り1.3cm、身幅しっかりとした62.2cmの長さを備え、大切先の鋭さが力強い印象を与えます。茎には「切」が入り、二枚目釘の実用的な仕立てが施されています。金色台付ハバキが上質で、黒塗ツヤ鞘も美麗。さらに、繊細な透かし文様が施された丸形鉄鍔が付属し、後期江戸の美意識を感じさせる高品質の拵となっています。
また、保存用に白鞘が付属しており、鑑賞や保管においても配慮が行き届いた内容です。無銘ながら、江戸末期の特徴を的確に備えた本刀は、初めての美術刀剣収集にも、既存のコレクションの充実にも非常に適した一振りといえます。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 610g
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- 刀長
- 62.2cm
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- 反り
- 1.3
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 2.1
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- 先重
- 0.3
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- 登録番号
- 大阪府 第50407号
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- 登録年
- 昭和47年