土佐守正信 銘入り脇差 江戸中期 乱れ刃鮮明
-
- 銘
- 正信
-
- 時代
- 江戸時代中期
-
- 刃紋
- 乱
-
- 目釘
- 1個
-
- 重量
- 366g
-
- 刀長
- 39.6cm
-
- 反り
- 1.1cm
-
- 元幅
- 2.5cm
-
- 元重
- 0.6cm
-
- 先幅
- 1.9cm
-
- 先重
- 0.5cm
-
- 登録番号
- 鹿児島県 第20777号
-
- 登録年
- 昭和49年
江戸時代中期は、太平の世が続くなかで刀剣文化が成熟期を迎えた時代です。武家社会における刀は儀礼・装飾としての意味合いを強める一方、各地の刀工たちは高い技術水準を維持し続けました。地方刀工の作品にも見どころのある優品が多く残されており、本品はその好例といえる一振りです。
本品は「土佐守正信」の銘を持つ脇差です。土佐守正信は現在の高知県にあたる土佐国で活躍した刀工で、「土佐守」という称号を有する格式ある工です。地方刀ながら確かな技量に裏付けられた作風として知られており、銘・三ツ頭ともに鮮明で判読しやすい状態が保たれています。
造込みは鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)で、脇差として均整のとれた姿を見せます。地鉄は板目が流れ、肌合いに独特の風合いがあります。刃文は乱れ刃(みだればもん)が連続しており、変化に富んだ見どころある出来です。中切先(ちゅうきっさき)は穏やかで品格があり、茎(なかご)は生茎(うぶなかご)、すなわち製作当初のままの形状で、茎尻は栗尻(くりじり)を呈しています。生茎が現存することは、銘の真偽を確認するうえでも資料的な価値があります。
白鞘(しらさや)に収められており、ハバキは銅製の祐乗ハバキが付属しています。祐乗ハバキは伝統的な形式で、刀身の保護にも適しています。
状態は良好で、さびや刃こぼれは見られません。銘の鮮明さと生茎の現存という点で保存状態に優れた一振りです。日本刀・脇差に関心をお持ちの方や、地方刀工の作品をお探しの方に適した品といえます。価格は17万円とご購入しやすい設定となっており、入門から本格的な愛刀まで幅広くおすすめできます。