室町中期 無銘脇差 鎬造乱刃文 白鞘入り
-
- 銘
- 無銘
-
- 時代
- 室町時代中期
-
- 刃紋
- 乱
-
- 目釘
- 1個
-
- 重量
- 343g
-
- 刀長
- 45.2cm
-
- 反り
- 1.4cm
-
- 元幅
- 2.6cm
-
- 元重
- 0.6cm
-
- 先幅
- 1.7cm
-
- 先重
- 0.4cm
-
- 登録番号
- 福島県 第65291号
-
- 登録年
- 令和7年
室町時代中期(15世紀中頃)は、応仁の乱を経て社会が大きく揺れ動いた激動の時代です。下剋上の気風が広まり武士の台頭とともに刀剣需要が高まり、各地の刀工たちは量産の中でも高い技術を競い合いました。そうした時代の息吹を今に伝える一振りが本品です。
刀身長45.2cm、反り1.4cmと室町期の脇差として均整のとれた寸法を持ちます。造込みは鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)で、端正な姿に仕上がっています。地鉄は小糠肌(こぬかはだ)と呼ばれる細かく詰んだ肌目を呈しており、当時の丁寧な鍛練技術を感じさせます。刃文はゆったりとした湾れ(のたれ)を主体とした乱刃で、変化に富みながらも品のある出来映えです。中切先(ちゅうきっさき)の形状も時代感をよく示しています。
茎(なかご)は生茎(うぶなかご)で、打たれた当初の状態を保っており、栗尻(くりじり)の形状と右上がりのヤスリ目が明確に確認できます。無銘ではありますが、茎の仕上げや作風の特徴から室町中期の地方刀工による誠実な作と推察されます。銀製のハバキが付属し、澄んだ刀身の清廉さをよく引き立てています。白鞘は保管に適した状態で誂えられています。
刀身には錆・刃こぼれともに見られず、状態は良好です。生茎を完存する室町中期の脇差を17万円でお求めいただける機会は多くありません。日本刀の歴史的背景を大切に保存したい方や、初めて時代刀をお手元に迎えたい方にも向いた一振りです。