室町中期 銘「加 以下不明」鎬造白鞘脇差 浅い湾れ小杢目肌
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- 銘
- 加以下不明
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 411g
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- 刀長
- 51.2cm
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- 反り
- 1.9cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.6cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 千葉県 第055866号
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- 登録年
- 令和6年
室町時代中期(15世紀頃)は、守護大名が各地で割拠し、やがて戦国の世へと向かう激動の時代です。この時期の刀工たちは実戦に耐えうる強さと、刀本来の美しさを両立させた作刀に励み、各地で多彩な流派が花開きました。本作は茎(なかご)の銘の冒頭に「加」の一文字が確認できますが、以降は判読が困難なため刀工の特定には至っておりません。「加」の一字から加賀国(現在の石川県南部)ゆかりの刀工が想像されますが、あくまで推測の域にとどまります。
造込みは鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)。地鉄は小杢目肌(こもくめはだ)が細かく詰み、清潔感のある肌合いを呈しています。刃文は乱れのなかに浅い湾れ(のたれ)が美しく表れており、大きな起伏のないおおらかな姿に上品な風情が漂います。帽子は小切先に収まり、全体の均整が整った一振りです。茎は生茎(うぶなかご)で、栗尻の形状を保ち、目釘穴は1個。銀製の祐乗ハバキが誂えられており、丁寧に扱われてきた来歴がうかがえます。
保存状態は良好で、錆・刃こぼれともにございません。現在は白鞘(保存用の素木の鞘)に収められており、鑑賞・保管ともに支障のない状態です。刃長51.2cm、反り1.9cmと程よいバランスで、重量411gと取り回しやすい寸法です。
室町中期の古刀ならではの造形美と、しっかりと保存状態の整った一振りを、18万円という手頃な価格帯でお求めいただける機会です。日本刀の美しさを身近に楽しみたい方から、古刀に興味をお持ちの愛刀家の方まで、幅広くお勧めできる一振りです。