江戸初期 無銘 拵付脇差 直刃 鎬造 51.5cm
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 3個
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- 重量
- 483g
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- 刀長
- 51.5cm
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- 反り
- 0.9cm
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- 元幅
- 2.9cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.9cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 愛知県 第18647号
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- 登録年
- 昭和31年
江戸時代初期に作られた無銘の脇差です。関ヶ原の戦いを経て徳川幕府が安定政権を築いていったこの時代は、武士の刀が実戦の道具から身分を示す象徴へと移行していった過渡期にあたります。作刀においても、戦国期の豪壮な造りから次第に整美な姿へと変化していった時代であり、本刀にもその端正な作風が見てとれます。
銘はありませんが、当時の地方における作刀傾向を踏まえると、各地に広まった新刀期の技法を取り入れた職人による作と推察されます。造込みは鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)で、脇差として均整のとれた姿を呈しています。地鉄は板目が詰んでおり、落ち着いた肌合いを見せます。刃文は直刃(すぐは)で、刃中に乱れが少なく静かな趣があります。小切先(こきっさき)のまとまった先端部は古雅な印象を与え、茎は切(きり)仕立てで目釘穴が3個残ります。
拵は黒艶の笛巻鞘(ふえまきさや)で、返角(かえりつの)が付いた実用的な造りです。鍔は四方富士図を配した鉄鍔で、素朴ながら趣のある意匠です。ハバキは金色と銀色の台付二重ハバキで、しっかりとした造りです。
保存状態は良好で、錆や刃こぼれは見られません。刀身・拵ともに安定した状態を保っており、江戸初期の脇差として入門的な一振りをお探しの方や、拵付きで手に取りやすい日本刀をお探しの方にもおすすめです。20万円という価格帯でのご提供は、拵が完備されたまとまりのある脇差として、ご検討いただきやすい一振りではないでしょうか。