室町末期 無銘 鎬造 互の目乱れ 白鞘脇差
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 467g
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- 刀長
- 54.8cm
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- 反り
- 1.5cm
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- 元幅
- 2.6cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 茨城県 第35286号
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- 登録年
- 昭和51年
室町時代末期は、応仁の乱以降に続く戦乱の世であり、各地の武将や武士が実戦を意識した刀剣を求めた時代です。この時期には、刀工たちが各地で精力的に作刀を行い、地方色豊かな作品が多く生み出されました。本品はそうした時代背景を持つ一振りであり、銘は切られておりませんが、当時の作刀の特徴をよく伝える脇差です。
造込みは鎬造(しのぎづくり)、棟は庵棟(いおりむね)で、実戦的かつ均整のとれた姿を見せます。刃長54.8cmは長脇差の部類に入り、帯刀した際の存在感も十分です。地鉄は小杢目肌(こもくめはだ)が詰んでおり、全体に落ち着いた風合いを呈しています。刃文は互の目乱れ(ぐのめみだれ)で、波状の変化に富んだ刃縁が見どころのひとつです。ただし、地鉄・刃文ともにやや朧気(おぼろけ)な印象であり、長い年月を経た古刀らしい趣があります。帽子(切先部分の刃文)は小切先に対応した小ぶりなもので、茎(なかご)は切(きり)仕立て、鑢目(やすりめ)は左上がりが施されています。
拵は白鞘(しらさや)仕立てで、保存・保管に適した状態です。ハバキは金色台付きで、刀身をしっかりと固定しています。鑑賞や保存を目的とした一振りとして、そのままご使用いただけます。コンディションは良好で、錆および刃こぼれは見受けられません。
130,000円という価格帯は、室町時代末期の古刀として手に取りやすい設定となっています。日本刀の入門として、また歴史ある古刀の保存を目的とされる方にも適した一振りです。