江戸中期 銘「宗次」護摩法刀 白鞘脇差
-
- 銘
- 宗次
-
- 時代
- 江戸時代中期
-
- 刃紋
- 乱
-
- 目釘
- 2個
-
- 重量
- 421g
-
- 刀長
- 49.6cm
-
- 反り
- 1.6cm
-
- 元幅
- 2.7cm
-
- 元重
- 0.7cm
-
- 先幅
- 1.8cm
-
- 先重
- 0.4cm
-
- 登録番号
- 兵庫県 第13344号
-
- 登録年
- 昭和13年
江戸時代中期は、幕府体制が安定し、武家文化とともに刀剣の美術的価値が高まった時代です。戦乱の世を離れ、武士にとって刀は精神的な象徴として、また美術工芸品として洗練されていった時代背景を持ちます。本品はその時代を代表する一振りとして、銘「宗次」を切る白鞘脇差です。
「宗次」の銘は江戸期を通じて複数の刀工が名乗った由緒ある銘であり、本品の作風からも江戸中期における確かな技術水準がうかがえます。造込みは鎬造・庵棟(刀身断面が山形をなす一般的な構造)を採用しており、標準的でありながらも整った姿を見せます。地鉄は板目肌が流れ、素朴ながら落ち着いた地景が楽しめます。刃文は直刃調に小乱刃が連続する穏やかな構成で、品格のある仕上がりです。中切先は均整がとれており、脇差としての用の美を感じさせます。茎は生茎(うぶなかご)で栗尻形、目釘穴は2個を有し、銘「宗次」が明瞭に残ります。
付属の白鞘は良好な状態を保っており、注目すべきは鞘書に「護摩法刀」と記されている点です。護摩供養とは密教の修法で、刀を護摩の炎にくぐらせ祈祷を行う儀式であり、本品はその法儀を受けた特別な来歴を持ちます。霊的な加護を求めた武家や寺社との深い結びつきを感じさせる、唯一無二の由来です。ハバキは金色二重ハバキで、格式と装飾性を兼ね備えています。
保存状態は良好で、さびおよび刃こぼれはいずれも見受けられません。刀身重量421gと程よく、刀剣愛好家の方や日本刀・脇差の入門としてお求めの方にも手にしやすい一振りです。護摩法刀という特別な来歴と合わせて、ご購入しやすい価格でご提供いたします。