B4250【拵付刀】無銘
江戸時代末期に作られたと推定される無銘の日本刀です。幕末の動乱期にあたるこの時代は、実戦を見据えた堅実な造りの刀が数多く打たれました。本刀もそうした時代背景を感じさせる、実直な一振りです。
無銘のため刀工の特定はできませんが、生茎(うぶなかご/製作時から改変されていない茎)であることから、作刀当時の姿をよく留めています。刀身は66.3cm、反り1.8cmと程よい反りを持ち、中切先の端正な姿を見せます。地鉄(じがね)は板目がよく詰んで肌目が整い、丁寧な鍛錬の跡が窺えます。刃文は湾れ(のたれ/緩やかに波打つ文様)を基調とした乱れ刃で、穏やかな中にも変化のある表情が見どころです。元幅3.2cm、先幅1.9cmと適度な身幅があり、重ねもしっかりとしています。
拵(こしらえ)は黒ツヤ塗りに石目刻みを施した鞘、丸形の鉄鍔、しっかりとした柄巻が付属しており、実用と美観を兼ね備えた仕立てです。金色のハバキが刀身との調和を添えています。
保存状態は良好で、錆や刃こぼれは見られません。幕末期の無銘刀としては手頃な価格帯であり、日本刀を初めて手にされる方や、拵付きの刀をお探しの方にもおすすめできます。688gという取り回しやすい重量とともに、江戸末期の刀工の技を感じていただける一振りです。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 688g
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- 刀長
- 66.3cm
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- 反り
- 1.8
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- 元幅
- 3.2
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.9
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 大阪府 第79375号
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- 登録年
- 昭和51年