江戸時代中期の日本刀 龍の彫刻と於品川の彫り 白鞘脇差
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- 銘
- 三原
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 237g
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- 刀長
- 36.4cm
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- 反り
- 0.6cm
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- 元幅
- 2.5cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.6cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 東京都 第327085号
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- 登録年
- 令和5年
江戸時代中期は太平の世が長く続き、武士が持つ日本刀は実戦の武器から、身分を象徴する精神的な意味合いを強く持つようになりました。
本作は銘が不明の脇差ですが、茎(なかご:柄に収まる持ち手の部分)に「於品川(品川において)」と読める彫りが残されています。江戸の品川周辺で打たれたものか、あるいは持ち主の記録として刻まれたものか、当時の歴史のロマンを感じさせる興味深い一振りです。江戸時代の作刀は、平和な時代背景を反映し、見栄えのする華やかな刃文が好まれる傾向にありました。
造込みは標準的な鎬造(しのぎづくり)に庵棟(いおりむね)で、地鉄は力強い大板目肌がよく現れています。刃文は躍動感のある互の目(ぐのめ)の乱れ刃を焼き、小切先に結んでいます。生茎(うぶなかご:作刀当時のままの茎)の栗尻で目釘穴は一つです。さらに、刀身には龍のような彫刻が施されており、見どころの一つとなっています。ハバキは銅製です。
付属の拵は、刀身の保管に適した白鞘となっており、刀身そのものの美しい姿をじっくりとご鑑賞いただけます。コンディションにつきましては、さびや刃こぼれなどはなく、保存状態は良好です。
刀身の彫刻や茎の彫りなど、個性的な魅力が詰まった江戸時代中期の日本刀です。価格も180,000円と魅力的な設定となっており、初めて脇差をお迎えする方や、歴史ある美術品として長く大切に保存したい方にぜひおすすめしたい一振りです。