室町末期 無銘 脇差 51.8cm 乱れ刃 白鞘入り
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 426g
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- 刀長
- 51.8cm
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- 反り
- 1.4cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.7cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 福岡県 第94035号
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- 登録年
- 平成5年
戦国時代の動乱期にあたる室町時代末期に制作されたと推測される、時代背景を色濃く反映した一振りです。この時期は実戦用としての機能美が追求された時代であり、本作もその流れを汲む実用性と美しさを兼ね備えています。
刀身は、標準的な脇差よりもやや長めの51.8cmを有し、身幅や重ねのバランスが取れた扱いやすい造りとなっています。形状は日本刀の代表的な姿である鎬造(しのぎづくり)で、棟の形は庵棟(いおりむね)です。鍛えは板目(いため)がよく詰み、部分的に柾目(まさめ)が流れる肌合いを見せており、当時の作刀傾向がよく表れています。刃文は落ち着いた直刃(すぐは)を基調としながらも、随所に変化のある乱れ刃が交じり、鑑賞の際にも目を楽しませてくれます。
茎(なかご)は、磨り上げられていない当初の姿を残す生茎(うぶなかご)で、栗の実に似た形の栗尻(くりじり)を呈しています。ヤスリ目は経年により判然としませんが、鉄味が良く、時代の風格を感じさせます。ハバキには金色の祐乗(ゆうじょう)ハバキが備わり、刀身を引き立てています。
状態は、錆や刃こぼれがなく、古刀としては非常に良好な保存状態を保っています。白鞘(しらさや)に収められており、大切に引き継がれてきたことが伺えます。室町末期の歴史を感じたい方や、初めて本格的な日本刀を手にされる方にも、おすすめできる一振りです。