昭和時代 無銘 直刃刀 朱塗鞘 からくり木瓜形鉄鍔拵付
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 昭和時代
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 732g
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- 刀長
- 66.4cm
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- 反り
- 1.8cm
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- 元幅
- 2.9cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.9cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 宮城県 第30891号
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- 登録年
- 昭和51年
昭和時代に製作された無銘の拵付刀です。昭和期は、明治・大正以来の伝統的な作刀技法が見直され、復興・継承が進んだ時代です。本作は無銘ながら、各部の仕上がりから確かな職人の技量がうかがえます。
刀身は鎬造・庵棟という伝統的な造込みを持ちます。刃文は直刃(すぐは)と呼ばれる真っ直ぐな焼刃が整然と引かれており、古来より格調の高い刃文として知られ、静かな品格を感じさせます。地鉄は無地肌で均一な肌合いを見せ、茎(なかご)は生茎(うぶなかご)・栗尻形で目釘穴は一個と、製作当時の姿をそのまま伝えています。刃長66.4cm、反り1.8cm、重量732gとバランスがよく、扱いやすい一振りです。
拵(こしらえ)の保存状態は良好です。鞘は朱塗のツヤある鮮やかな仕上がりで、見栄えに優れています。とりわけ注目すべきは鍔で、木瓜形(もっこうがた)の鉄製ながら、花模様の部分を押すと内部の仕掛けが連動し、上下に稼働するからくり機構を備えた大変珍しい作りとなっています。このような意匠を凝らした細工鍔は希少であり、拵としての芸術的・工芸的な価値も見逃せません。
錆・刃こぼれは見られず、保存状態は良好です。銀色のハバキも清潔な状態を保っています。昭和期の作刀や日本刀の工芸美に関心をお持ちの方、また意匠豊かな拵をお求めの方に適した一振りです。希少なからくり鍔と良好な保存状態を踏まえると、370,000円という価格は納得感のある設定ではないでしょうか。