室町時代中期 無銘拵付刀 直刃乱れ交じ 黒石目鞘
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 524g
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- 刀長
- 62.2cm
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- 反り
- 2.2cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 2.1cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 秋田県 第7182号
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- 登録年
- 昭和33年
室町時代中期に制作されたと推定される無銘の拵付刀です。この時代は応仁の乱(1467年)前後の動乱期にあたり、各地の武士が実戦を意識した堅牢な刀を必要とした時代でもありました。銘はありませんが、造込みや刃文には当時の作刀傾向がよく表れており、時代の空気を感じさせる一振りです。
造込みは鎬造・庵棟で、刀身長62.2cm、反り2.2cmと均整のとれた体配をしています。地鉄は板目に杢目が交じり、落ち着いた肌合いをみせます。刃文は直刃を基調としながら乱れが交じる出来で、変化のある刃縁が観賞の見どころとなっています。中切先にまとめられた姿は室町期らしい実用的な印象を与えます。茎は磨上げ(元の長さから短く加工されたもの)で、目釘穴が2個あります。
拵はきれいな黒石目塗りの鞘に、丸形の金象嵌入り透かし鉄鍔を組み合わせた端正な仕上がりです。ハバキは銀台付きで、刀身との収まりも安定しています。全体的に統一感のある拵となっており、観賞の面でも見どころがあります。
錆・刃こぼれともになく、状態は良好です。室町時代の日本刀としては保存状態がよく、刃文の観賞にも支障ありません。
室町期の日本刀や時代物の武具に関心をお持ちの方に向いた一振りです。拵一式が付属している点も魅力で、49万円という価格は室町期の拵付き刀としてご検討いただける内容かと思います。歴史的な価値と刀剣としての美しさを、身近なかたちでお楽しみいただけます。