B4031【拵付刀】無銘
室町時代中期に作られた無銘の拵え付き刀です。板目と杢目が交じる肌に、鮮明な直刃が乱れる刃文がとても美しい一振りです。
黒石目鞘の艶やかな漆塗り、丸形金象嵌入透かし鉄ツバの精緻な装飾は、武士の矜持を感じさせます。さびのない磨上茎、銀台付ハバキの優美な拵えは、単なる武器以上の芸術品としての価値を放っています。中切先の絶妙なバランスと、世紀を超えて美しさを保ち続ける逸品で、日本刀の歴史と美を、そのまま現代に伝えています。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 524g
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- 刀身
- 62.2cm
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- 反り
- 2.2
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- 元幅
- 2.7
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 2.1
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 秋田県 第7182号
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- 登録年
- 昭和33年