F3933【薙刀】無銘
室町時代末期に作られたこの薙刀は、力強さと美しさを兼ね備えた一振りです。鵜の首造の特徴的な形状が力強さを感じさせます。肌は板目が流れるように整い、刃文は直刃を基調としつつ互の目が交じる、上品で味わい深い仕上がりです。刀身には両面に棒樋が施され、朱に色付けられています。丸留めで9cm、さらに裏面には15.5cmの添樋が彫られています。茎から切先までは76cm、白鞘全長は97cmで、全体としてバランスの取れた作りになっています。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 512g
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- 刀身
- 39.8cm
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- 反り
- 2.8
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- 元幅
- 2.9
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- 元重
- 0.9
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- 先幅
- 3
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- 先重
- 0.6
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- 登録番号
- 茨城県 第48838号
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- 登録年
- 平成28年