相模守宗国 越前住 江戸初期 拵付脇差 白鞘付
-
- 銘
- 宗国
-
- 時代
- 江戸時代初期
-
- 刃紋
- 乱
-
- 目釘
- 1個
-
- 重量
- 465g
-
- 刀長
- 53.3cm
-
- 反り
- 1.1cm
-
- 元幅
- 2.8cm
-
- 元重
- 0.6cm
-
- 先幅
- 1.6cm
-
- 先重
- 0.4cm
-
- 登録番号
- 秋田県 第16603号
-
- 登録年
- 昭和43年
江戸時代初期は、長年の戦乱が終息し、武家社会が安定期を迎えた時代です。この時期、各地の刀工たちは戦場向けの実用刀から、武士の威信を示す格調ある作刀へと軸足を移していきました。北陸の越前もそうした刀工文化が根付いた地のひとつであり、優れた鍛冶師を多く輩出しています。
本品は茎の表に「相模守宗国」、裏に「越前住」と刻まれた在銘の脇差です。「相模守」の受領名を持つことから、当時の武家社会において一定の評価を得ていた刀工であったと考えられます。越前宗国については信頼できる史料が限られるため断定はできませんが、受領銘を持つ刀工として江戸初期の越前刀工群の中に位置づけられる存在です。
造込みは鎬造・庵棟で、脇差として標準的かつ端正な姿をしています。地鉄は板目が詰み、落ち着いた肌合いを見せます。刃文は三本杉風の互の目乱れで、規則的な中にも動きがあり、見ごたえのある出来となっています。切先は小切先で、全体的に引き締まった印象を受けます。刀身の長さは53.3cm、反りは1.1cm、重量は465gと、手にしたときのバランスも良好です。
拵は松葉模様を施した茶色のツヤ変り鞘に丸形の鉄鍔を合わせた、簡素ながらも趣のある組み合わせです。銅ハバキが刀身をしっかりと支えており、保存状態は良好です。さびや刃こぼれは見当たらず、保管状態の良さが窺えます。白鞘も付属しており、普段は白鞘に収めての保存が可能です。
在銘の江戸初期脇差として、日本刀の時代的な変遷を実物から学びたい方や、拵付きで飾り映えのする一振りをお探しの方にも向いている品です。35万円という価格は、在銘・拵付き・白鞘付きという内容を考えると、手の届きやすい価格といえます。