E3782【拵付脇差】無銘
崇高な美と凛とした威厳を湛える江戸時代中期の逸品です。鮮やかな大互の目を持つ刃は、まるで月光を含んだかのような透明感を湛え、見る者の魂を吸い込むような神秘的な輝きを放ちます。板目肌の繊細な質感と相まって、古の匠の技が結実した至高の一振りです。
刃にはさびや刃こぼれが見られず、良好な状態を保っています。茎は生茎で栗尻。金色ハバキが全体の美観をさらに引き立てています。
拵えは美しい光沢の黒塗りのツヤ鞘で鉄鍔は菊の花のような丸型。縁金と頭金は揃いで松と千鳥の図シンプルながらも味わい深い意匠が魅力です。また白鞘も付属しているため、保存の際に役立ちます。刀身は吸い込まれるような美しさを持ち、鑑賞者に深い感動を与える仕上がりです。歴史的価値を感じさせるとともに、美術品としても見どころの多い一振りです。鑑賞用やコレクションに最適です。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 512g
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- 刀身
- 55.3cm
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- 反り
- 1.3
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- 元幅
- 2.8
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.9
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 東京都 第88857号
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- 登録年
- 昭和32年