D3865【白鞘脇差】三原
この白鞘脇差は、室町時代中期に作られた「三原」銘の貴重な刀剣です。菖蒲造りの特徴的な造りで、板目肌が流れ柾目がかる地肌は、すっきりとした品のある仕上がりです。刃文は直刃で、端正な美しさを感じさせます。時代を感じさせる大摺り上げの茎には平行なヤスリ目が整然と残り、金色のハバキが刀身全体を美しく引き立てています。
また、日刀保(日本美術刀剣保存協会)の貴重刀剣認定書が付属し、さらに重要刀剣にも認定されているため、刀剣としての価値が高い一振りです。「三原」は広島県三原市に居住していた刀工集団で、大和伝色が強く、鎌倉末期の正家を祖とする流派です。日本刀の伝統的な美しさと技術の高さを堪能できる作品となっています。
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- 銘
- 三原
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 237g
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- 刀身
- 36.4cm
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- 反り
- 0.6
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- 元幅
- 2.5
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- 元重
- 0.5
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- 先幅
- 1.6
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 東京都 第327085号
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- 登録年
- 令和5年