D3875【白鞘脇差】不明
江戸時代中期に製作されたと見られる銘不明の脇差です。鎬造りで、大板目肌がはっきりと現れ、力強い印象を与えます。刃文は互の目で二重刃となっており、小切先が全体のバランスを引き締めています。また、刀身には龍の彫刻が施されていたものがみられます。栗尻の生茎には「於品川」(品川にて作られた意)と読める彫りがあります。これにより製作地や背景を推測することができ、興味を引く要素となっています。この刀は、日本刀としての美しさを鑑賞するばかりでなく、歴史的背景や物語に思いを巡らせる楽しみがあります。
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- 銘
- 不明
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 338g
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- 刀身
- 44.3cm
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- 反り
- 1.5
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- 元幅
- 2.7
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.5
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 東京都 第227629号
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- 登録年
- 昭和57年