江戸中期 脇差 於品川銘 龍彫刻 刀身良好 44.3cm
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- 銘
- 不明
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- 時代
- 江戸時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 338g
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- 刀長
- 44.3cm
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- 反り
- 1.5cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.5cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 東京都 第227629号
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- 登録年
- 昭和57年
太平の世が続いた江戸時代中期の作とされる脇差です。この時代、日本刀は武士の魂としての象徴性を強め、実用性と共に装飾美も重んじられました。
銘は一部判読が困難ですが、茎(なかご)に「於品川」の文字が刻まれており、当時宿場町として栄えた品川の地で作刀、あるいは縁のあった刀工によるものと推測されます。
造込みは、最も一般的な形状である鎬造(しのぎづくり)に庵棟(いおりむね)。地鉄(じがね)は大板目肌が目立ち、力強い印象を与えます。刃文は、丸みを帯びた波が連なる互の目(ぐのめ)が乱れ、変化に富んだ美しさを見せています。特筆すべきは刀身に施された龍の彫刻で、緻密な意匠が施されており、当時の美意識を今に伝えています。
現状は白鞘に収められており、銅ハバキが付属します。状態は良好で、錆や刃こぼれは見受けられません。長さ44.3cmと扱いやすく、反りも1.5cmと適度でバランスの取れた一振りです。
品川という特定の地名が刻まれた資料的価値に加え、華やかな龍の彫刻が魅力の本作は、歴史の息吹を感じたい方や、初めて本格的な刀剣を手にされる方にも適しています。時代を経た古美術品としての風合いを保ちつつ、この内容に対して納得感のある価格で伝統美を堪能できる一振りを、ぜひお手元でご鑑賞ください。