B3890【拵付刀】無銘
江戸時代初期に制作された拵付きの刀です。
刀身の状態は良好で、さびや刃こぼれはなく、大切に保存されていたことがうかがえます。整った小杢目肌が美しく詰んでいます。刃文は互の目が丁子乱れとなり、優美な仕上がりが特徴です。中切先の形状がバランス良く、茎は生茎で栗尻、ハバキは銅で端正な印象を与えます。
拵えも魅力的で、黒変わり鞘には石突と責金が施され、武骨さの中に品格を感じさせます。さらに、隅切り木瓜形の透かし鉄鍔、拵目貫は獅子で、柄巻は黒革、落ち着きの中に個性を感じさせます。江戸初期のもので、鑑賞やコレクションに最適な一振りです。
-
- 銘
- 無銘
-
- 時代
- 江戸時代初期
-
- 刃紋
- 乱
-
- 目釘
- 1
-
- 重量
- 566g
-
- 刀身
- 65.1cm
-
- 反り
- 1
-
- 元幅
- 3
-
- 元重
- 0.6
-
- 先幅
- 1.9
-
- 先重
- 0.5
-
- 登録番号
- 東京都 第246013号
-
- 登録年
- 昭和63年