室町中期 銘助包 拵付刀 鮮明湾れ刃文
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- 銘
- 助包
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- 時代
- 室町時代中期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 618g
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- 刀長
- 69.6cm
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- 反り
- 2cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.4cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 兵庫県 第14178号
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- 登録年
- 昭和28年
室町時代中期は、応仁の乱(1467年)前後の戦乱が各地に広がった時代であり、武士の需要に応えるため全国各地で刀鍛冶が活発に活動した時期です。この時代には地方の刀工が独自の作風を確立し、実戦を意識した力強い造りの刀が数多く生み出されました。
本刀は茎表に「助包」、裏に「□永八年□月日」と年紀を刻む在銘の日本刀です。「助包」の詳細な系譜を現時点で確定することは難しいものの、室町中期の地方鍛冶による作とみられ、当時の作刀文化を今日に伝える一振りとして高い資料的価値があります。
地鉄は板目に杢がかかる鍛えで、変化に富んだ景色豊かな肌合いを見せています。刃文は湾れを基調とした乱れ刃で、足・葉が随所に働く鮮明かつ力感あふれる出来口が大きな見どころです。刃長69.6cm、反り2cm、重量618gと取り回しのよいバランスを持ちます。茎は目釘穴2個を有し、錆・刃こぼれはいずれも認められない良好な保存状態です。
拵については、白貝を散らした変わり塗の鞘が目を引き、鳥の図を透かした丸形の鍔は意匠の完成度が高く、時代の趣を存分に伝えています。金着せハバキも良好な状態で残存しており、全体として長年にわたり丁寧に扱われてきたことが見て取れます。
在銘・年紀・拵付きという条件が揃い、保存状態も良好な室町中期刀は市場に出回る数が限られています。77万円という価格は、こうした諸条件を総合的にご勘案いただける設定です。日本刀に初めて触れる方から、本格的に室町刀をお求めの方まで、幅広くお薦めできる一振りです。