D3915【白鞘脇差】無銘
室町時代末期に作られた、鎬造の脇差です。
文は互の目乱れが連なり、広く鮮明で、見る者を魅了します。小切先の洗練された形状や、板目肌が織りなす独特の地肌模様もこの刀の特徴です。茎は摺り上げられ、平行なヤスリ目が残り、歴史を感じさせます。ハバキには彫刻が施された銅製のものが用いられ、控えめながらもこだわりが見られます。
刃にはさびや刃こぼれがなく、保存状態は良好。白鞘に収められたこの脇差は、時代を超えた職人技と歴史の重みを伝える逸品です。鑑賞用としてはもちろん、コレクションに加える価値のある一振りです。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 414g
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- 刀身
- 56.2cm
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- 反り
- 1.3
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- 元幅
- 2.8
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- 元重
- 0.5
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 東京都 第228794号
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- 登録年
- 昭和58年