室町時代末期 無銘脇差 互の目乱れ 白鞘入り
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 414g
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- 刀長
- 56.2cm
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- 反り
- 1.3cm
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- 元幅
- 2.8cm
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- 元重
- 0.5cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 東京都 第228794号
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- 登録年
- 昭和58年
室町時代末期は、応仁の乱以降に続く戦乱の世であり、実戦を意識した力強い刀剣が各地で盛んに製作された時代です。この時代の作刀は、武士の日常的な携帯刀として機能性を重視したものが多く、現代においても時代の息吹を感じさせる一振りとして高い関心を集めます。
本品は無銘の脇差であり、特定の刀工を断定することは難しい状況です。ただし、造込みや刃文の特徴から、室町末期における地方の刀工による丁寧な仕上がりが見受けられます。摺り上げ茎であることから、元来はより長い寸法の刀身であったと推察され、後世に使いやすい寸法へ仕立て直された一振りです。
造込みは鎬造・庵棟という当時の標準的かつ機能的な形状を採用しており、地鉄には板目肌が流れます。刃文は互の目乱れが連続して現れ、幅広く鮮明に映えることが本品の大きな見どころです。小切先の端正な姿も、室町末期の特徴をよく示しています。茎は切の仕立てで、平行なヤスリ目が施されています。
拵としては白鞘に収められており、ハバキは銅製で彫刻が施されており、シンプルながらも品のある仕上がりです。
保存状態については、錆・刃こぼれはいずれも見られず、良好な状態を保っています。刃文の鮮明さも損なわれておらず、長年にわたって丁寧に管理されてきたことが窺えます。
価格は21万円と、室町時代の古刀を入手する機会としては手の届きやすい設定です。日本刀の歴史や古刀に関心をお持ちの方、あるいは日本の古美術品として本格的な一振りをお求めの方におすすめの一品です。