F3916【槍】忠吉
江戸時代初期に肥前国佐賀藩主鍋島家の御刀鍛冶として名を馳せた「忠吉」による逸品です。全長70.5cmの刃は、両鎬造りの洗練された形状を持ち、柾目鍛えの美しい地肌と、落ち着いた直刃文が調和しています。
さびや刃こぼれのない状態は、長い年月を経ても大切に保存されてきたことを物語っています。全長89cmの白鞘は、清潔感があり、槍の魅力を引き立てます。
この両鎬槍は、鑑賞用としてその美しさを楽しむだけでなく、鍋島家の歴史と肥前刀の伝統を伝える重要な文化財としても価値があります。時代を超えた匠の技をぜひお手元でご堪能ください。
-
- 銘
- 忠吉
-
- 時代
- 江戸時代初期
-
- 刃紋
- 直
-
- 目釘
- 2
-
- 重量
- 497g
-
- 刀身
- 39.5cm
-
- 反り
-
- 元幅
- 2.5
-
- 元重
- 1.1
-
- 先幅
- 2.3
-
- 先重
- 0.9
-
- 登録番号
- 福岡県 第13299号
-
- 登録年
- 昭和26年