B3955【拵付刀】兼秀
こちらの拵付刀は、「濃州住兼秀作」銘の太刀です。状態は非常に良好で、さびや刃こぼれは一切見られません。刀身は無地肌で、互の目乱れが続く美しい刃文が特徴的です。茎は生茎で栗尻、表面には鷹の羽ヤスリ目が施され、刀身に特別な装飾が加えられています。ハバキは銀祐乗(ぎんゆうじょう)で、精緻な仕上がりが印象的です。
鞘は黒石目鞘で、凹凸のある表面が特徴的で、全体の美しさを引き立てています。また、角形透かし鉄ツバが装飾されており、装飾的な側面も感じさせます。刀の表面には「昭和二十年五月日」、裏面には「濃州住兼秀作」と記されています。この刀は、昭和時代に作られたものであり、時代背景も感じさせる貴重な一品です。
兼秀は、岐阜県の名工で、その作品は精緻な技術と美しさで広く知られています。愛好家やコレクターにとっては、価値ある一本と言えるでしょう。
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- 銘
- 兼秀
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- 時代
- 昭和時代
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 818g
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- 刀身
- 67.9cm
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- 反り
- 1.6
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- 元幅
- 3.2
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- 元重
- 0.8
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 愛知県 第20238号
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- 登録年
- 昭和33年