無銘 陸奥守包保 拵付脇差 日本美術刀剣保存協会鑑定書付
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- 銘
- 包保
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 532g
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- 刀長
- 52.4cm
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- 反り
- 0.8cm
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- 元幅
- 3.1cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.6cm
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- 登録番号
- 東京都 第260721号
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- 登録年
- 平成4年
江戸時代初期は、戦乱の世が終わりを告げ、武家社会が安定した統治体制へと移行した時期です。刀剣はその実用性に加え、武士の精神性や格式を体現するものとして一層磨き上げられ、各地の刀工たちが競い合うように優れた作品を生み出しました。本品はその時代を代表する一振りです。
本脇差は「無銘(陸奥守包保)」として日本美術刀剣保存協会の鑑定書が付帯しており、信頼性の高い根拠のもとで同工の作と認定されています。陸奥守包保は江戸初期に活躍した刀工であり、その作刀は地鉄の緻密さと刃文の品格が評価されています。
作りの特徴を見ると、板目肌は詰んで精良な地鉄を形成し、落ち着いた鍛え肌の中に地景が映えます。刃文は湾れを基調とし、互の目を交えた変化に富む乱刃で、刃中の働きも豊かです。茎は生茎(うぶなかご)をよく保ち、栗尻の形状とともに当時の姿を今に伝えています。二重ハバキは金色を施した丁寧な仕上がりで、刀身への敬意が感じられます。
拵は黒石目塗の鞘に、縁・頭・鍔のすべてに赤銅魚子地(しゃくどうななこじ)を用い、五山桐紋を金象嵌で表した格調高い意匠で統一されています。桐紋は高い家格を示す文様であり、本品が丁寧に誂えられた上位の拵であることを示しています。
保存状態は良好で、さびや刃こぼれはなく、現状のまま鑑賞いただける一振りです。日本美術刀剣保存協会の鑑定書付という安心感もあり、日本刀を初めてお求めになる方から、江戸初期の刀剣に造詣の深い方まで、幅広くお薦めできます。なお、本品はB3979の大刀との大小セットでのご購入も承っており、その場合は特別価格でご案内しております。