E3978【拵付脇差】包保
著名な刀工「包保」による江戸初期の優美な脇差をご紹介いたします。
本作は陸奥守包保の特徴をよく示す一振りで、地鉄には板目が詰み、湾れに互の目がかかる見事な出来栄えを見せています。さびや刃こぼれもなく、優れた保存状態を保っています。茎は生茎で栗尻、金色の二重ハバキが本作の価値にふさわしい気品を添えています。
拵えは上品な黒石目鞘に、縁・頭・鍔は揃いで赤銅魚子地に五山桐紋の金象嵌が施された格調高い装いとなっています。
日本美術刀剣保存協会の鑑定書により陸奥守包保の作と認められています。陸奥守包保は江戸時代前期に大和より大坂城下に移住した刀工で、和泉守国貞や河内守国助などの優秀な刀工達と切磋琢磨し、信州松本藩水野侯に召し抱えられました。
B3979の大刀との大小揃として特別価格228万円でのご提供となっております。江戸初期における名工の技と美意識を今に伝える貴重な一振りとして、刀剣収集家の方々にとって見逃せない機会となることでしょう。
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- 銘
- 包保
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 532g
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- 刀身
- 52.4cm
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- 反り
- 0.8
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- 元幅
- 3.1
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.6
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- 登録番号
- 東京都 第260721号
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- 登録年
- 平成4年