近藤宗利作 寛政十二年 赤銅五山桐紋拵付刀
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- 銘
- 宗利
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 674g
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- 刀長
- 70cm
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- 反り
- 1cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.8cm
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- 先幅
- 2cm
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- 先重
- 0.6cm
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- 登録番号
- 和歌山県 第26342号
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- 登録年
- 平成15年
寛政十二年(1800年)は、幕府が「寛政の改革」を経て治世の安定を取り戻しつつあった江戸時代後期にあたります。この時期は刀剣制作においても技量の高い刀工が各地で活躍しており、作刀文化が成熟した時代として知られています。
本刀の茎表には「近藤宗利作」、裏には「寛政十二年八月日」と明確に刻まれており、製作者と年代が確認できる銘刀です。近藤宗利は江戸後期に活躍した刀工で、整った作風と確かな技術が特徴とされています。
作りの面では、刀身70cmと扱いやすい長さを備え、反り1cmの穏やかな反りが実用的な均整を生み出しています。地鉄は板目が詰んでおり、肌目が細やかで落ち着いた印象を与えます。刃文は小互の目乱れ(このめみだれ)で、規則的な中にも変化のある波紋が刃全体に美しく展開されています。茎は生茎(うぶなかご)の栗尻(くりじり)形で、製作当時の状態をよく保っています。ハバキは金色仕上げで格調を添えています。
拵は黒石目塗鞘に、縁・頭・鍔のすべてが赤銅魚子地(あかがねなこじ)に五山桐紋の金象嵌という、格式を感じさせる統一された意匠で整えられています。同じ拵意匠の大小揃い(E3978)として保存されており、希少性の高い一振りです。
状態は良好で、錆・刃こぼれともになく、保存状態は申し分ありません。日本美術刀剣保存協会の鑑定書が付属しており、真贋の信頼性も確保されています。
拵の格調、銘の明確さ、保存状態の良さが揃った本刀は、江戸後期の日本刀に関心をお持ちの方や、大小揃いでの保有をお考えの方に特にお勧めできる一振りです。希少な大小揃いを含む本来の価格から大幅に見直した価格でご案内しており、入手の機会としてご検討いただける内容となっています。