A3980【白鞘刀】兼先
室町時代末期に作られた優れた一振りです。小杢目が詰んだ地鉄に、小乱れが続いた刃文が品良く出て、力強くも繊細な印象を与えます。バランスの良い中切先の姿が美しく、茎は生茎で栗尻、銀着せハバキが刀に高級感を加えています。
兼先は江戸時代に美濃から因幡国鳥取に移住した惣右衛門に始まる一族で、因州池田家に仕え、幕末まで代を重ねて栄えました。「無銘 兼先」を証した日本美術刀剣保存協会の鑑定書が信頼たる逸品であることを証明しています。コレクターや愛好家にとって貴重な逸品です。
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- 銘
- 兼先
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 636g
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- 刀身
- 69.5cm
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- 反り
- 1.5
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.8
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 鹿児島県 第17107号
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- 登録年
- 昭和46年