D3998 【白鞘脇差】無銘
こちらの無銘の白鞘脇差は、造りは端正な鎬造りに庵棟。柾目肌の美しい地鉄に、明瞭な互の目丁子の刃文が浮かび上がる見事な仕上がりです。さびや刃こぼれはなく、茎は生茎、栗尻に鮮明な鷹の羽ヤスリ目を楽しめます。銅製のハバキが上品な輝きを放ち、全体の気品を引き立てています。
昭和期の刀剣は、伝統の技を継承しながらも独自の美意識を確立したとして評価が高まっています。本作は、その時代性を如実に表現した貴重な一品といえるでしょう。刀剣愛好家の皆様に、自信を持っておすすめできる逸品です。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 昭和時代
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 604g
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- 刀身
- 50.4cm
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- 反り
- 1
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- 元幅
- 3.3
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 2.1
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 東京都 第196284号
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- 登録年
- 昭和50年