D4005【白鞘脇差】無銘
江戸時代初期に鍛えられた、無銘ながらも風格のある白鞘脇差です。鎬造・庵棟の落ち着いた造りに、小杢目肌が細やかに広がり、ゆるやかな湾れ刃文が柔らかな表情を見せます。小切先ながらも存在感があり、全体の調和がとれた一振りです。
磨上げられた茎は時代を感じさせ、木ハバキですが、元幅が広く、ずっしりとした重量感のある刀身が特徴で、手にした際の安定感と力強さを感じさせます。
さびや刃こぼれもなく、保存状態は良好。歴史の流れを感じさせるこの脇差は、実用・鑑賞のどちらにも適しており、初心者の方からコレクターまで幅広い方におすすめです。江戸初期の武士が携えたであろう、時代を超えた魅力の一振りをぜひご堪能ください。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 477g
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- 刀身
- 51.1cm
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- 反り
- 0.7
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- 元幅
- 2.9
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 2
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 大阪府 第55602号
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- 登録年
- 昭和43年