E4013【拵付脇差】総行
室町時代末期に鍛えられた、銘「藤原総行」の拵付脇差です。鎬造・庵棟の端正な造りに、板目肌が落ち着いた風格を醸し、直刃に湾れが交じる刃文が上品な輝きを放ちます。小切先の引き締まった形状が、精悍な印象を与える一振りです。
生茎は栗尻で、金着せハバキが品格を高め、時代を経てもなお美しい姿を保っています。
拵には黒塗りの艶やかな鞘を採用。長丸形の鉄鍔が重厚感を加え、さらに龍図が入った小柄が装備されている点も魅力的です。加えて、白鞘も付属しており、長期保存にも適しています。
さびや刃こぼれがなく、保存状態は良好。実用・鑑賞のどちらにも適した価値ある一振りです。歴史と伝統が宿る脇差を、この機会にぜひお手元でご堪能ください。
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- 銘
- 総行
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 427g
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- 刀身
- 47.6cm
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- 反り
- 0.6
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- 元幅
- 2.6
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.7
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 東京都 第82743号
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- 登録年
- 昭和32年