肥後守国康銘 拵付き 江戸時代初期の日本刀
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- 銘
- 国康
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 724g
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- 刀長
- 69.6cm
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- 反り
- 1.2cm
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- 元幅
- 2.8cm
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- 元重
- 0.7cm
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- 先幅
- 2.1cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 香川県 第7205号
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- 登録年
- 昭和34年
江戸時代初期は、長きにわたる戦乱の世が終わりを迎え、刀剣に実用性とともに芸術的・工芸的な価値が強く求められるようになった時代です。各藩が腕のある刀工を召し抱え、地鉄の美しさや刃文の景色を追求した優れた作品が数多く生み出されました。
本刀は「肥後守国康」の銘を持つ江戸時代初期の一振りです。肥後守という受領名(朝廷から授けられた官職名に準じる称号)を帯びた刀工は、一定以上の格式と技量を認められた存在であり、信頼性の高い作風を持ちます。茎は磨上げ(元来の茎を短縮したもの)が施されており、もとは長寸の作であったと考えられます。
造込みは鎬造・庵棟の標準的な姿で、刀身長69.6cm、反り1.2cmと均整のとれたプロポーションを保っています。地鉄は板目肌で丁寧な鍛えが感じられ、刃文は湾れに互の目が乱れる変化に富んだ景色を見せます。切先は中切先で、全体として落ち着きのあるまとまりのある姿です。
拵は黒塗りのツヤ鞘に丸形透かし鉄鍔を合わせ、桜図を施した銅製のハバキが品のよい印象を添えています。鯉口部分に破損が見られますが、刀身には錆・刃こぼれは一切なく、地鉄も美しい状態を保っており、保存状態は良好です。
銘刀・拵付きで保存状態が良好な本刀は、日本刀を初めてお求めの方から愛好家の方まで、幅広い方におすすめできる一振りです。59万円という価格は、拵の状態や刀身の美しさを考慮すると、現実的で手が届きやすい設定となっています。