備州長船 横山上野大掾祐定 白鞘脇差 江戸初期
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- 銘
- 祐定
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2個
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- 重量
- 514g
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- 刀長
- 57.9cm
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- 反り
- 1.5cm
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- 元幅
- 2.9cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 大阪府 第18375号
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- 登録年
- 昭和30年
備州長船住人・横山上野大掾藤原祐定の銘を持つ、白鞘拵えの脇差です。刀身長57.9cmはあと2cmで刀に区分される堂々たる寸法であり、脇差のなかでも大柄で存在感のある一振りといえます。
江戸時代初期、備前国長船(現在の岡山県瀬戸内市)は室町時代以来の作刀伝統を誇る、日本刀の一大産地として広く知られていました。横山上野大掾藤原祐定はこの地を代表する刀工のひとりで、格調ある名跡と確かな鍛冶技術で知られています。本作はその江戸初期における備前長船の作刀傾向をよく示した一振りです。
造込みは鎬造・庵棟で、日本刀として端正かつ力強い造形を呈しています。地鉄は板目が詰んで柾がかる肌合いを持ち、備前伝に通じる落ち着いた地景が観察されます。刃文は直刃乱れごころで、全体に静かな刃取りのなかに穏やかな変化が感じられ、実物の観賞において見応えがございます。ハバキには銀祐乗ハバキが付属しており、仕立ての丁寧さが伺えます。白鞘はそのまま保存・観賞いただける状態です。
現状はさびが多少認められ、刃こぼれが3ケ所ございますが、全体の状態はおおむね良好であり、今後の研磨・修復によりさらに本来の姿を取り戻せる可能性を持った品です。
備前長船の歴史ある作風や、江戸時代初期の日本刀に関心をお持ちの方、銘刀を適正価格でお求めの方に向いた脇差です。歴史的価値と作刀の質を考慮すると、18万円というお求めやすい価格設定でのご提供になります。