D4107【白鞘脇差】無銘
室町時代末期(16世紀後半)に製作された無銘の白鞘脇差です。鎬造・庵棟の端正な造りに、板目肌が美しく現れ、地鉄には時代の風合いが漂います。刃文は力強くも品格ある互の目乱れが連なり、刀身全体に動きと華やかさを与えています。中切先の姿は戦国末期の実戦刀としての名残を感じさせ、生茎・栗尻に施された平行なヤスリ目も当時の仕事を良好に伝えています。
白鞘がテーピング巻きのため、実用や観賞に耐えうる刀身ながら格安でのご提供となっております。銅二重ハバキが刀身をしっかりと保護します。
室町末期は、織田信長・豊臣秀吉が天下統一へと進む激動の時代であり、刀剣も実用性と美観の両立が求められました。本作もまた、その戦国期の空気を色濃く宿す一振です。
なお、本作は無銘ながら、互の目乱れを得意とした備前伝や美濃伝の作風にも通じる部分があり、刀剣乱舞に登場する名工「兼定」「兼元」らの作風を想起させます。歴史的背景と刀剣文化を味わえる、コレクションや入門刀としても魅力ある一振です。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 453g
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- 刀長
- 53.8cm
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- 反り
- 1.4
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.3
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- 登録番号
- 東京都 第167847号
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- 登録年
- 昭和47年