室町時代末期 無銘古刀 深反り鎬造直刃 白鞘
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 568g
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- 刀長
- 63.2cm
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- 反り
- 1.3cm
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- 元幅
- 2.7cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 兵庫県 第6952号
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- 登録年
- 昭和26年
室町時代末期(15世紀後半?16世紀)は、応仁の乱以降の戦乱が全国に及んだ激動の時代です。武士にとって刀は命を守る実用の道具であると同時に、精神と美の結晶でもあり、この時代に数多くの優れた作刀が各地で生まれました。
本刀は無銘ながら、その造り込みと姿から室町時代末期の作と推定されます。茎は磨り上げ(元の茎を短く加工したもの)が施されており、長い年月を経て大切に継ぎ伝えられてきた歴史が偲ばれます。
刀身は鎬造・庵棟の伝統的な構造を持ちます。反り1.3cmの深い湾曲と、元幅2.7cm・先幅1.8cmのほっそりとした細身の体配が相まって、優美で品のある姿を生み出しています。小切先がすっきりとした印象を与え、全体として古雅な趣が漂います。地鉄には小杢目肌(細かな木目状の鍛え肌)が丁寧に練られ、刃文は直刃(まっすぐに焼き入れされた刃文)を静かに描いており、古刀特有の落ち着きと気品が感じられます。茎には平行なヤスリ目が残り、制作時の丁寧な仕上げを今に伝えています。
現在の状態は良好で、錆・刃こぼれはいずれも確認されていません。白鞘(素木で誂えた保存用の鞘)に収められており、銀製のハバキ(刀身と鞘をつなぐ金具)が控えめながら格調を添えています。
室町時代の古刀を手の届く価格でお求めの方、あるいは日本刀の美術的な価値に関心をお持ちの方に適した一振りです。深い反りと細身の優美な姿を、ぜひ実際にご覧ください。