A4116【白鞘刀】無銘
江戸時代初期(17世紀初頭)に制作された無銘の白鞘刀です。鎬造・庵棟の造りで、板目肌はよく詰み、鍛えの冴えが感じられる地鉄となっています。刃文は直刃にわずかに湾れが交じり、落ち着いた中にも動きのある表情を見せます。大切先の堂々とした姿は、実用と威容を兼ね備えた江戸初期らしい造形です。茎は磨り上げられ、平行なヤスリ目が残っており、格子模様入り真鍮製の二重ハバキが付属します。刃文・地鉄ともに鮮明で、保存状態も良好、時代刀として高い鑑賞価値を有します。
江戸時代初期は、関ヶ原の戦い(1600年)や大坂の陣(1614?1615)を経て、武家社会が安定へ向かう時期であり、多くの刀工が美観と実用を両立させた作刀を追求しました。本刀もその気風を反映しており、強靭さと美しさを兼ね備えています。
今話題の刀剣乱舞ファンにとっても、この時代には加州清光や和泉守兼定など、ゲームに登場する著名刀工が活躍しており、同時代の空気を感じられる一振といえるでしょう。歴史的背景と美術的価値を兼ね備えた本刀は、コレクションや鑑賞用としておすすめの逸品です。
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 江戸時代初期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 4
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- 重量
- 710g
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- 刀長
- 68.2cm
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- 反り
- 1.7
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- 元幅
- 3.2
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.3
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- #N/A
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- 登録年
- 平成17年