B4119【拵付刀】兼定
室町時代末期(戦国期)の気配を色濃く残す「兼定」銘の拵付刀です。鎬造・庵棟、板目詰む精緻な地鉄に、力強い乱れ刃が続き、大切先の堂々たる姿は実戦期の機能美を端的に示します。状態はさび・刃こぼれなく健全。茎は磨り上げ、銀ハバキを合わせ、黒石目鞘に木瓜形鉄ツバの取り合わせも凛として上質。日本美術刀剣保存協会「特別貴重」認定書付で、時代・出来ともに安心の一振です。
兼定銘は美濃・関の名匠として知られ、互の目やのたれ、三本杉など変化に富む刃文を得意としました。本刀の乱れ刃もその系譜を思わせ、戦国末期の需要を背景にした精強さが感じられます。
『刀剣乱舞』に登場する「和泉守兼定」(土方歳三の愛刀で著名)は後代の兼定にあたりますが、同じ系統名を持つ点でコレクションの文脈づけにも好適。歴史性・鑑賞性・希少性を兼ね備えた、日本刀入門から上級までおすすめの一振です。
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- 銘
- 兼定
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 2
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- 重量
- 744g
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- 刀長
- 69cm
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- 反り
- 1.6
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- 元幅
- 3.1
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 2.3
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 鹿児島県 第22654号
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- 登録年
- 昭和52年