B4120【拵付刀】忠光
室町時代末期(16世紀後半)に製作された、備前国長船派の刀工「忠光」による拵付刀です。忠光は備前刀を代表する一派の一員で、穏やかな直刃を得意とし、切れ味と実用性を兼ね備えた名工として知られます。長船派は鎌倉期から続く名門で、室町末期には武士階級の需要に応えるべく、戦場向けの堅牢な刀を多く鍛え出しました。
本作は鎬造・庵棟の端正な造り込みに、板目肌がよく詰み、整った直刃が走ります。小切先を備えた姿は、戦国末期に多く見られる実戦的なスタイルを示しています。生茎・栗尻に平行なヤスリ目が残され、銀ハバキが品格を添えています。拵は茶松葉鞘に丸形銅ツバ、縁頭には梅図の金具を配し、落ち着きの中に優雅さを感じさせます。
「備州長舩忠光」は、刀剣乱舞にも登場する長船派の刀匠たちと同じ系譜に連なり、歴史的・美術的価値が高い一振です。鑑賞用としてはもちろん、コレクションや家宝にもふさわしい逸品となっております。室町末期の戦国浪漫と備前鍛冶の技を、ぜひお手元でご堪能ください。
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- 銘
- 忠光
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 407g
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- 刀長
- 61.6cm
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- 反り
- 1.4
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- 元幅
- 2.6
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- 元重
- 0.5
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- 先幅
- 1.5
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 北海道 第8638号
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- 登録年
- 昭和29年