室町末期 兼住銘 鎬造脇差 銀着せ二重ハバキ白鞘
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- 銘
- 兼住
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 452g
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- 刀長
- 50.4cm
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- 反り
- 1.3cm
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- 元幅
- 2.8cm
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- 元重
- 0.8cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 岐阜県 第32031号
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- 登録年
- 昭和44年
室町時代末期は、応仁の乱(1467年)以降に戦国の世が本格化し、各地で武将たちが覇を競い合った激動の時代です。こうした時代背景のもと、美濃国(現在の岐阜県)の関を中心とした刀工集団が台頭し、実用性と生産性に優れた「美濃伝」の作刀が全国に広まりました。「兼」の字を冠した刀工が数多く輩出されたこの地において、「兼住」もその一派と考えられています。
本作の造込みは鎬造・庵棟で、刃長50.4cm、反り1.3cmとまとまりのある体配です。地鉄は板目がよく詰んで小杢目を交え、精緻な肌合いを見せています。刃文は乱れに湾れが交じり、変化に富んだ動きが刀身を引き立てています。中切先はほどよく結び、室町末期らしいすっきりとした姿に仕上がっています。茎は生ぶ(うぶ)で鍛錬当初の姿を保ったまま改変のない点は信頼性の高い証であり、栗尻の形に鷹の羽ヤスリ目が施され、「兼住」の銘が明瞭に刻まれています。ハバキは銀着せの二重仕立てで、刀身に品格を添えています。
保存状態は良好で、さびや刃こぼれは見受けられません。刀身は綺麗な状態を保っており、白鞘に収められた落ち着きのある一振りです。重量452gと扱いやすく、日本刀の歴史や美術的価値に興味をお持ちの方、室町末期の脇差を実際に手にとって楽しみたい方に適した一振りといえます。銘入りの生ぶ茎が残る室町期脇差として、180,000円はお求めになりやすい一振りです。