E4125【拵付脇差】平高田
室町時代末期に製作された「平高田」伝の一振で、現代まで良好な状態を保つ希少な拵付脇差です。室町期までの豊後高田鍛冶を平高田といいます。豊後刀は九州各地の豪族からの求めに応じ繁栄し、備前や美濃に次ぐ刀剣王国です。古い時代は大和伝を主体とし、室町からは備前伝や相州伝を取り入れました。実用性と美観を兼ね備えた作風で知られ、戦国期の武士たちに広く愛用されました。
本作は鎬造・庵棟、板目肌に柾がかる地鉄を見せ、互の目の刃文が整然と連なります。小切先で取り回しが良く、磨り上げられた茎には平行なヤスリ目が残ります。拵は落ち着いた黒鞘に、小判形赤銅ツバを合わせ、実用と品格を兼備。さらに白鞘も付属し、日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定書が付いた安心の一振です。
平高田は刀剣ファンにも馴染み深い存在です。室町末期の戦国乱世を生き抜いた歴史的背景と、確かな鍛法を体現した本脇差は、鑑賞用にも収集用にもふさわしい逸品です。保存状態の良さと付属品の充実から、コレクションの中心となること間違いありません。
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- 銘
- 平高田
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 356g
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- 刀長
- 50.8cm
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- 反り
- 1
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- 元幅
- 2.6
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- 元重
- 0.6
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- 先幅
- 1.5
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- 先重
- 0.4
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- 登録番号
- 福岡県 第56606号
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- 登録年
- 昭和45年