D4133【白鞘脇差】定秀
室町時代末期に鍛えられた在銘「相州住定秀」の白鞘脇差です。相州伝は日本刀史において屈指の名門であり、鎌倉時代の正宗を祖とする鍛法で知られますが、在銘で現存する相州刀は希少です。本脇差は、板目肌に鍛えられた地鉄がよく詰み、直刃にわずかに乱れごころを見せる刃文が特徴的です。鎬造・庵棟・中切先という武用に適した造り込みに加え、生茎・栗尻の茎形を保ち、相州刀特有の力強さと美しさを兼ね備えています。
時代背景として、室町末期は戦国の世も終盤を迎え、武士たちは実戦に即した機能性と威厳を備えた刀を求めました。相州鍛冶はその需要に応えるべく、豪壮な地鉄と冴えた刃文を持つ作刀を多く手掛けました。定秀は相州の後期刀工の一人で、その作は現存数が少なく、特に在銘品はコレクターにとって垂涎の逸品です。
刀剣乱舞のファンにとっても、相州伝は正宗や貞宗といった著名刀匠の系譜として親しまれています。本作はそれらと同じ相州の流れを汲むもので、歴史的背景と鑑賞価値の高さを兼ね備えています。希少性の高い在銘相州刀をお探しの方に、自信を持っておすすめできる一振です。
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- 銘
- 定秀
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 直
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 520g
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- 刀長
- 54cm
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- 反り
- 1.2
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- 元幅
- 3.1
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- 元重
- 0.7
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- 先幅
- 2.1
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 神奈川県 第68559号
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- 登録年
- 平成2年