室町末期 無銘脇差 白鞘 生茎 直刃乱れ
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- 銘
- 無銘
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- 時代
- 室町時代末期
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 333g
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- 刀長
- 43.8cm
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- 反り
- 0.7cm
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- 元幅
- 2.6cm
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- 元重
- 0.6cm
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- 先幅
- 1.7cm
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- 先重
- 0.4cm
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- 登録番号
- 茨城県 第44884号
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- 登録年
- 平成11年
室町時代末期(15世紀後半?16世紀)は、戦国の世の到来とともに全国各地で実戦向けの刀剣が盛んに製作された時代です。各地の刀工がそれぞれの流儀を磨き、多彩な作風が生み出されたこの時期の作刀は、現代においても日本刀の歴史を語るうえで欠かせない存在となっています。
本品は銘のない無銘の脇差ですが、茎(なかご)は手が加えられていない生茎(うぶなかご)が良好な状態で残っており、鑑賞・研究の面でも資料的価値の高い一振りです。無銘であることから特定の刀工への帰属は断定できませんが、造込みや地鉄の特徴から室町末期の作刀傾向をよく示しています。
造込みは鎬造(しのぎづくり)、棟は庵棟(いおりむね)で、当時の脇差として堅牢かつ標準的な構造です。地鉄は板目肌が詰んで杢目(もくめ)が交じり、時代相応の深みある肌合いを見せます。刃文は直刃を基調としながら少し乱れが加わり、単調になりすぎず見どころのある仕上がりです。切先は中切先で、全体として姿のまとまったバランスの良い一振りとなっています。茎は栗尻(くりじり)、やすり目は平行に施されており、銀色のハバキが付属します。保存は白鞘(しらさや)に収められています。
保存状態は良好で、錆や刃こぼれは見当たりません。刀身長43.8cm、反り0.7cm、重量333gと扱いやすい寸法です。
室町時代末期の脇差を適切な価格でお求めの方、あるいは地鉄や刃文の時代的変化を実際にご覧になりたい方にも適した一振りです。生茎が健全に残る時代脇差として、150,000円はご検討いただける価格帯かと存じます。