B4161【拵付刀】秀俊
昭和時代に活躍した刀工「井戸秀俊」による拵付刀です。井戸秀俊は現代刀匠の一人で、戦後の刀剣需要の復興期に作刀を手掛けた人物として知られています。刀身は鎬造・庵棟で、小板目肌がよく詰み、互の目刃文が鮮やかに表れています。切先は中切先で、生茎に栗尻、左上がりの鑢目が施され、当時の作刀様式を色濃く残しています。金色のハバキ、黒塗鞘、丸形透かし鉄鍔を備えた拵が付属しており、全体として力強くも端正な印象を与えます。
なお、本刀は全体に素人研ぎの跡が見受けられるため、地鉄や刃文の美しさが本来よりもやや損なわれています。その分、コレクション入門用や研究資料として大変お求めやすい価格でのご提供となっております。昭和の刀工による確かな一振を、時代背景とともに手元に置かれてみてはいかがでしょうか。日本刀愛好家や初心者の方にもおすすめできる一品です。
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- 銘
- 秀俊
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- 時代
- 昭和時代
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1
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- 重量
- 728g
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- 刀長
- 65.6cm
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- 反り
- 1.8
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- 元幅
- 3
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- 元重
- 0.8
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- 先幅
- 1.8
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- 先重
- 0.5
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- 登録番号
- 茨城県 第44554号
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- 登録年
- 平成10年