銘「井戸秀俊」昭和刀 互の目乱刃 黒塗鞘拵付
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- 銘
- 秀俊
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- 時代
- 昭和時代
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- 刃紋
- 乱
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- 目釘
- 1個
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- 重量
- 728g
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- 刀長
- 65.6cm
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- 反り
- 1.8cm
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- 元幅
- 3cm
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- 元重
- 0.8cm
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- 先幅
- 1.8cm
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- 先重
- 0.5cm
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- 登録番号
- 茨城県 第44554号
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- 登録年
- 平成10年
昭和時代に製作された銘「井戸秀俊」と切られた拵付刀です。昭和期は、近代化の波のなかでも日本刀の伝統技術が継承された時代であり、戦後の刀剣復興とともに各地の刀工が丁実な作刀を続けました。「井戸秀俊」はその昭和期に活躍した刀工とされ、本刀にもその丁寧な仕事ぶりが随所に見られます。
造込みは鎬造、庵棟。刃長65.6cm、反り1.8cmと、扱いやすい均整のとれた体配です。地鉄は小板目肌が詰んでおり、落ち着いた地景が感じられます。刃文は互の目を主体とした乱刃で、変化に富んだ刃境が見どころのひとつです。切先は中切先で、古雅さと実用性を兼ね備えた姿に仕上がっています。茎は生茎、栗尻、左上がりのヤスリ目が施されており、製作当時の状態をよく留めています。
拵は、金色ハバキに黒塗鞘を合わせたシンプルながら品のある組み合わせで、鍔は丸形透かし鉄鍔が付きます。統一感のある拵は、日常的な鑑賞にも適しています。
保存状態については、錆および刃こぼれはなく、刀身の状態は良好です。ただし、刀身全体に素人研ぎの痕跡が認められるため、本来の地鉄や刃文の美しさを十分に引き出すには、将来的に専門家による本格研磨を施すことを推奨いたします。その点を考慮し、価格を290,000円と設定しており、研磨前提でお求めの方には特にご検討いただきやすい一振りです。
日本刀の入門として、あるいは昭和期の現代刀に関心をお持ちの方にとって、実用的かつ鑑賞価値のある一振りとしておすすめできます。